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【山辺高校サッカー部】飲酒問題の真相と外部委託を考察

2020-12-11サッカー

サッカー中学生
この記事に書いてあること

2020年12月、奈良県立山辺高校のサッカー部員が寮内で飲酒をしたというニュースが報じられましたね。未成年の飲酒ということ自体は問題のある行動ですが、部活動を外部委託していたことによる問題点も見えてきました。この記事では部活動の外部委託について考察した内容をご紹介しています。

ともだち

奈良の山辺高校って県立やんな?

ランビア

そうやけどなんで?

ともだち

いや、公立高校で全寮制のサッカー部って、珍しいなぁと思って。。。

ともだち君とおなじように、公立高校で全寮制のサッカー部ってどういうこと?と思いませんでしたか。

報道のとおり山辺高サッカー部は、食品会社が運営する「ボスコヴィラ・サッカーアカデミー」と連携しているとありましたが、どうやら実業は逆のようで、「ボスコヴィラ・サッカーアカデミー」の取り組みの一環で高校の授業も受けているというスタイル。

ここに学校側とアカデミーとの意識のズレが生まれて、管理が行き届かず今回の問題に至ったのではないでしょうか?

山辺高校サッカー部は完全に外部委託されている

山辺高校は、ボスコヴィラサッカーアカデミーと2016年の4月から連携して、ボスコヴィラサッカーアカデミーの選手たちをサッカー部員として活動させていく。

つまり、地域のサッカークラブが高校のサッカー部という形をとって、練習したり試合に出たりするということ。

そして、生徒たちは廃校となった建物を活用した寮「大和高原ボスコヴィラ」で生活して行くことで、、トレーニング、食事、学業の面で3年間サポート受けられるというものです。

クラブチームとしては、学業とサッカーを一体にできるために、より密度の濃い練習ができるでしょうし、高校としては生徒集めとなる。

そして、地域としては廃校を活用してくれる上に、地域の食材を使用することで、地域活性化ににもなるというWIN-WINの関係を構築できる素晴らしい仕組みです。

ともだち

すごいいい取り組みやんかー!

ランビア

ボクもそう思うねんけどな

学校の部活動を外部委託をするときの問題点

この飲酒の問題が報道された時、学校側は「寮でのことはアカデミーが管理してくれていると思っていた」と言っていました。

アカデミーで過ごす1週間は、綿密なスケジュールが組み立てられています。

朝食の時間から、就寝時間まですべて決められていて、その中で学校の授業と、特徴的な20時からの語学学習が組み込まれています。

この表を見る限り、学校での授業はサッカーアカデミーの一部であるように映ります。

つまり、サッカーアカデミーが全体を管理していて、学校は授業だけを行っているようにも見えますが、アカデミー生の身分は高校生ということになります。

どこまでどう管理をしないといけないのかということが、曖昧になってしまっていたことから起こった問題であると考えられます。

学校の部活は、外部委託が多くなってくる

2020年9月、文部科学省は休日の部活動を地域、民間に移行していく案を示しています。

これを踏まえ、文部科学省は、「学校における働き方改革推進本部」で、休日の部活動については民間のスポーツクラブや芸術文化団体などに運営を移行していく方策を示しました。地域のスポーツ指導者や退職した教員などの人材を確保する一方で、希望する教員は引き続き指導できるようにします。

TBSニュースより

働き方改革が進んでいっている中で、学校教員の部活動の顧問というのは、放課後や休日を使うことになり、負担が大きくなってしまいます。

もちろん、休日に地元のクラブチームで指導に当たるような方もいらっしゃいますので、一概に負担ではないですが、このような動きはこれからどんどん進んでいくと考えられます。

山辺高校の飲酒についてSNSではどのように捉えられてる?

ランビア

数回の情報提供があったとありますが、一体誰がいつ知り得た情報なのかも気になりますね

ランビア

厳しい意見もありますね!

ランビア

数十人いるであろう部員のうちで十人程度のために、連帯責任で大会に出られないというのもね。。。

奈良県教育委員会は全国大会に出場させる考え(2020.12.19追記)

奈良県立山辺高校のサッカー部員10人が飲酒していた問題で、県の教育委員会と学校は『部員らを指導した結果、8人については反省が見られる』として、全国大会に出場させる考えを明らかにしています。

高校生が寮でお酒を飲むということに関しては、問題にしていいとは思いますが、それで大会にも出場する機会を奪うという反省の方法はどうかという意見も多いです。

ランビア

個人的にはいい対応をしているなと思います。

まだ、若いのですから、なんらか問題を起こしても、反省する機会をもうけてあげて、再び頑張れるようにしてあげるといいですね!

【最後に】旧態依然とした部活の形が変わることに対して

以上「【山辺高校サッカー部】飲酒問題の真相と外部委託を考察」について書きました。

学校の部活動というのは指導経験のない教職員が行うことによって、そのスポーツの本当の楽しさを知ることができなかったり、逆に無理をさせすぎたりしてしまいます。

また、部活動をすると1つの競技に集中してしまいますが、まだまだ若い中で他の競技も行ってみても良い頃です。

外部に委託することで、それぞれ生徒が複数の競技を行うことができたりします。

今後の変化をこの問題でストップがかからないことを願っています。