【ラグビー】監督がベンチでなくスタンドにいる理由

その他

ラグビーの観客席
この記事に書いてあること

ラグビーの試合を観ているとグラウンドで監督が選手に指示を出したり、周りに選手たちが集まったりしているシーンを見かけることはないですよね。それどころか、観客に混じって観客席に座っているのがテレビに映ります。いったいなぜ監督はベンチに入らず観客席にいるのでしょうか?また観客席で何をしているのでしょうか?そのあたりを解説した記事です。

日本で開催されたラグビーW杯で2019のおかげで、また人気ができてたラグビー(1980年代、90年代は現在のサッカー以上に人気があった)ですが、サッカーで慣れてしまった感覚があってラグビーでは不思議に思うこともありますよね?

ともだち

そういえばラグビーの監督って、なんでベンチじゃなくて観客席におるんやろ?

ランビア

いいね、その質問。実は筆者ラグビーは学生時代に7年間やってたから詳しいねん

サッカーではピッチのギリギリまで監督が出てきて、大声で指示を出したり、プレーがストップした時に近くにいる選手に指示を出したりしている光景を見ますが、ラグビーの監督は観客席に座っていますよね。

いったいその理由はなんなのでしょうか?

監督がベンチでなくスタンドにいる2つの理由

スタジアムの観客席

理由1:そもそもルールで入れない

ラグビーはルールによってベンチに入れる人数も制限されています。

ベンチには、スタメンで出場する15人の他に、控え選手が8人で合計23人まで(ただし交代の人数に制限はありません)しかベンチに入ることができません。

あとは、その選手たちとウォーターボーイ(給水係)とメディカル(怪我をした時などの救護係)といったサポート要員だけです。

つまり監督やコーチといった試合には直接関係のない人は、ルール上ベンチに入ることができないのです。

ともだち

そうなん?なんでそんなルールがあるの?

ランビア

そのあたりも説明するで!

理由2:試合は選手たちがするものだから

ラグビーというのは、自主性を重んじるスポーツで、「試合は選手たちのもの」という考え方が当たり前になっています。

このため、いったん試合が始まってしまえば、試合に出場している選手たちが自分たちで考え自分たちで行動をするものなので、監督やコーチがアレコレ指示を出すのは良いこととは考えらていません。

つまり、ラグビーの選手というのは、その時々の状況判断を自分で的確にするという能力も必要なんですね。

理由3:ラグビーは紳士のスポーツだから

ラグビーの発祥地イギリスではラグビーは「紳士のスポーツ」といわれているのは有名な話ですよね。

プレーの内容からすると信じられないかもしれませんが、階級社会のあった時代のイギリスで、ラグビーは上流階級の人が好んだスポーツなので「紳士のスポーツ」「貴族のスポーツ」などと言われているのです。

今のユニフォームは襟は小さく形だけになっていますが、以前はちゃんとした襟がついていないと試合では使えないルールだったことも、そういって理由からなのかも知れませんね。

ともだち

それは、わかったけど、じゃあ試合中の指示って誰がするん?

試合中の指示は全てキャプテンが行う

ラグビーの試合

試合中に監督から直接の指示ができない以上、もちろんのこと試合の状況に応じて選手たちが自主的に行うことになるのですが、総合的な判断(ファールを受けたときにキックにするか、スクラムにするかなど)はチームで決めますが、最終判断はキャプテンが行います。

つまり、ラグビーにおいてキャプテンというのは、サッカーや野球などよりもかなり責任重要な役割を担うことになります。

ちなみに、2015年にラグビーの発祥地であるイングランドで開催されたラグビーワールドカップで、南アフリカに勝利して大金星でしたが、あの試合終了間際にファウルを受けて、手堅くキックにせず、スクラムを選択してトライを取って逆転勝利しました。

その時、その判断を下したのはキャプテンであるリーチマイケルだったというのは有名な話です。

ちなみに筆者もラグビーをしていましたが、こういった場面で手堅くキックを選択したのにも関わらずキックを外したり、逆にスクラムを選択して相手フォワードに押されてグダグダになったりと、判断がマイナスに働いたりすることもたくさんありました。

まさに、キャプテンシーとチームワークがものを言うスポーツですね!

監督が試合中に言いたいことできたら?

ラグビーの監督

監督は観客席に座って上から俯瞰する形で試合を見ることができるので、都度の指示はできなくても試合全体を把握しやすいというメリットはあります。

このため監督はトランシーバーなどを使って、グラウンドにいるサポートスタッフ(ウォーターボーイであることが多い)に指示を伝えることができます。

もちろん伝達はプレーが止まった時に限定されますが、監督は試合中に全く何もできないと言うわけではありません。

ランビア

ちなみに、今のように携帯電話を含めた無線での通信が発達していない頃にラグビーをしていた筆者は、一度グラウンドに入ると監督からは何も指示がありませんでしたよ。
交代を含め、全部選手たちでやってました!

【最後に】

以上「【ラグビー】監督がベンチでなくスタンドにいる理由」について、ご紹介してきましたが、ご理解いただけましたか?

この記事でご紹介しているようなトリビアなことが多いラグビーですが、実はパスが前にできないから、基本的にはボールを持ったら前に走るしかなくて、ディフェンスは手に持って走る選手を止めるには身体をぶつけるしかなくてタックルをする。

という見方によっては、とても単純な競技です。

ワールドカップは、2023年のフランス大会まで無いですが、プロリーグも発足予定ですし、高校や大学のラグビーは毎年秋冬に行われます。

一度、生で見てもらうとその迫力に驚くことと思いますよ。

では、また。