【柔道の帯の色】紅帯(赤帯)って?最高段位は黒帯じゃない!?
柔道の試合をテレビで見ていると、帯の色はほとんどが黒ですよね。でも実は黒帯よりさらに上の段位でつける帯の色は違うというのは、あまり知られていないようですので、この記事にて詳しく解説しています。
柔道の試合は、ルールの改正以降積極的な技のかけ合いが多くなって観戦するのも面白くなりましたよね。
ほんとに、以前は細かいポイント稼ぎで逃げ切るパターンの試合なんかは、見てておもしろくなかったからね。
それと、せっかく観戦するなら、ちょっとした豆知識も知ってた方が楽しいと思うから、帯の色についてまとめて解説するで!
柔道をやっていたことがある人なら分かると思うのですが、最初は白帯から始まって、級があがっていく度に帯の色が変わっていきます。
ただし、年齢などでも色が異なるので、そのあたりを細かく解説していきます。
柔道の最高段位は紅帯!黒帯ではない
えっ、知らんかったわー。てっきり黒帯が最高かと。。。
柔道の経験のない人からすると、柔道の最高段位はなんとなく「黒帯」だと思いますよね。
しかし、柔道の最高段位である十段の帯は、紅帯です。
でもさぁ、テレビとかでも黒帯の選手しか見た記憶がないねんけど
おそらく「黒帯」が最高の段位だと勘違いしてしまっているのは、オリンピックや世界大会で活躍している選手たちの多くが4段か5段であることが理由だと思います。
ちなみに、東京オリンピックに出場が内定している男子選手の段位を例としてチェックしてみました。
- 阿部一二三 ・・・ 4段
- ウルフアロン ・・ 4段
- 大野将平 ・・・・ 5段
- 高藤直寿 ・・・・ 5段
- 永瀬貴規 ・・・・ 4段
- 原沢久喜 ・・・・ 5段
- 向翔一郎 ・・・・ 4段
見事に4段と5段だけやろ
実は、5段以上になると、年齢や修行した年限、柔道の普及に対する貢献など社会的な意味合いも条件として含まれてくるので、現役バリバリで世界で活躍しているような選手たちには、ちょっと厳しいのです。
一線を退いて、指導者になっていくような段階で取得していくような段位になるのでしょうね。
ちなみに、条件は各流派によっても異なるのですが、講道館では六段になれる年齢を27歳としているようですね。
柔道の帯の色は何種類あるか?
帯の色が表す段位は、少年と成年とで異なりますので、成年(柔道では14歳以上)は上の表の通りになります。
ただし、柔道にはいくつも流派があって、初段から全部黒帯だったり違いあるのと、六段以上は黒帯でも構わないという決まりもあります。
また、13歳以下の場合は、初心者は白帯、五級で黄帯、四級で橙帯、三級で緑帯、二級で紫帯、一級で茶帯と決まっていて、青年とは違います。
日本人で紅帯を持っている人はどのくらいいる?
※写真は、左から「安部一郎 十段」「大澤慶己 十段」「醍醐敏郎 十段」です。
数字が公表されているわけではないので、ハッキリとしたことは言えませんが、2011年現在で十段の人数は日本で数人だそうです。
また、九段も各都道府県に1人いるかいないかくらいの人数なので、50人程度なのでしょう。
実績等も考慮されることから、スムーズ取得できても十段というのは60歳くらいになるようで、人数が少ないのも頷けますね。
ちなみに、この人数のデータは少し古いのと、出どころが明確ではないので、新しくはっきりした情報があれば、追記しますね。
【最後に】
以上「【柔道の帯の色】紅帯(赤帯)って?最高段位は黒帯じゃない!?」について書きました。
いかがでしたか?
黒帯以上の色があって、それは実力だけでなく年齢、修行年限、柔道普及への貢献度なども考慮されるということですね。
ちょっとこういうことを知っているだけで、柔道を観戦するとき面白いですよね。