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【フィギュアスケートの花束】日本発祥の「飛びやすい」特注品だった

その他

この記事に書いてあること

選手の演技が終わると氷上に多くの花束が投げ入れられるのは、フィギュアスケートでおなじみの光景ですが、羽生結弦選手の滑走後にあまりに多くの「プーさん」のぬいぐるみが投げ込まれることで、花束を含め投げ入れが全面的に禁止になったこともありました。その花束の投げ入れがどうやって始まったか?ということをご説明している記事です。

ともだち

羽生結弦選手の滑走後って、リンクが真っ黄色になるくらいのプーさんの数やんな

ランビア

そうそう、それもあって片付けのために、時間がかったりして、後の滑走者の集中力を切らすなどのことがあってはいけないので、2019年の全日本フィギュアでは禁止になったんやで。

ともだち

でもさ、相撲以外のスポーツでは見たことないけど、いつからなんで投げ入れをするようになったんやろね。

花束(その他プレゼント)をリンクに投げ入れるという習慣について調べてみました。

フィギュアスケートで花束を投げ入れるのは日本発祥

フィギュアスケートで投げ入れられるとう風習は、もともと海外ではあまり見られなかったようで、日本が発祥とのこと。

花束を投げることを想像して欲しいのですが、あんなに大きくて軽いものってかなり投げにくいですよね。

また、お花は花びらがバラバラと取れてしまうものですよね。リンクは氷ですから花びらが飛び散ったりすると、リンクに引っ付いてしまう可能性もあります。

そこで、東京都・文京区にある「宮田花店」が22年前にスケート連盟から依頼され、試行錯誤の末に「投げやすく」「飛び散りにくい」花束を完成させたものらしいのです。

1994年に千葉県幕張で開催された世界選手権時から製作しています。

いつからフィギュアスケートで花束を投げ入れるようになった?

「1994年に千葉県幕張で開催された世界選手権時から」宮田花店で製作しているのが分かったので、そこからの習慣なのかと思ったのですが、念のため遡って調べてみるとはっきりしたことまではわかりませんでした。

ただ、1980年代にフィギュアスケートで活躍された「伊藤みどり」選手の時代には、もうその習慣があったことがわかりました。

ここまでで考えられることというのは、1980年代以前からフィギュアスケートで、応援する選手の演技終了後に花束を投げ入れる(もしくは手渡しする)ということはされていたようですが、他の観客にあたったり花びらがリンクに散らばるリスクから、特注の工夫がされた花束が使われるようになった、というのが正解なのではないでしょうか?

ちなみに同様の習慣として大相撲で座布団が投げ入れられる「座布団の舞」というのがありますが、あちらは公式には禁止としているようです。

ランビア

個人的には、フィギュアスケートのように禁止とせず、投げ入れてもOKなようなものに改良するという工夫があってもいいかなぁと思うな。

フィギュアスケートで投入れるプレゼントには規則がある

投入れが容認されているとはいっても、なんでもOKというわけではなくルールがあります。

  • 花束は指定の業者から購入するか、花びらがリンクに落ちないようにラッピングをしたもの
  • 食品はNG
  • 電化製品など当たって危ないものはNG

といったもので、一応ルールがあるのですが、たまに「これいいの?」というものも見かけます。

ランビア

こんなでかいもの、どうやって持ってきて、どうやって投入れたんでしょうね。そっちの方が気になるわ。

ただし、上記のルールでNGとなるようなものでも、選手にプレゼントしたい場合は会場にプレゼントボックスが用意されているので、そこに入れておくことができるようにはなっています。

投入れられた花束やプレゼントは、試合後どうなるかというと・・・

リンクで花束やプレゼントを拾ってくれる「フラワーガール」が拾ってくれたあとは、もちろん選手は全部持って帰る!といいたいところですが、羽生結弦選手に対する「プーさん」の量からして、普通どう考えても持って帰れる量ではないですよね。

気にいったものだけ持ち帰って、あとはスタッフや知り合い、もしくは施設に寄付したりするようです。

捨てているなんてこはないようですので、ご安心を!

フラワーシャワーについては見直しの議論もある

ランビア

あまりに度が過ぎると、一切禁止となったりする可能性もあるので、フィギュアスケートを愛するなら、節度ある行動をしましょうね!

【最後に】フラワーシャワーは節度をもって行いましょう!

以上「【フィギュアスケートの花束】日本発祥の「投げやすい」特注品だった」について書きました。

どうでしたか?

フィギュアスケートでは、投げ入れを禁止するのではなく、投げてもいいようなものを特注するなど、観客が楽しんでくれる工夫をしていることが伝わりますよね。

ルール改正においても、観ている方が楽しめる改正がなされていて、いまのような人気になったのもわかる気がします。

ただ、ひいきの選手に自分のプレゼントが届いて欲しいという気持ちはわかりますが、あまり度が過ぎると禁止になっちゃう可能性もあるので、節度をもって「投入れ」をしましょうね。

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