田澤廉はなぜ駒澤大に?その理由や高校駅伝での記録
全日本大学駅伝2020でアンカーを走り、41秒差をひっくり返し優勝する走りをした駒澤大学の田澤廉選手ですが、中学高校から全国で活躍していていくつもの大学からオファーがあったようですが、なぜ駒澤大学を選んだのか?また高校ではどのよな活躍をしていたのかを紹介している記事です。
全日本大学駅伝2020、ほんま最後は劇的やったよなぁ
そうそう最後まで青山学院が逃げ切ると思ってたわ
単独トップで青山学院大学のエースでアンカーの吉田圭太選手にタスキが渡った時点で勝負が決まったかと思いましたよね。
どんどん追い上げてくる東海大の選手と、田澤廉選手。ほんとに見応えあるレースでした。
さて、その田澤廉選手は中学高校でも陸上をしていて、全国大会にもずっと出場しているような才能を持った選手でした。
おそらく多くの大学からオファーがあったと思うのですが、なぜ駒澤大学を選んだのでしょうか?
田澤廉(駒大)選手が駒澤大学に進学した理由
憧れていた選手がいて、その選手に指導をした監督がいる大学。。。
そんな環境に自分も身を置いて能力を伸ばしたかったというのが理由のようですね。
理由1:中村匠吾(現・富士通所属)選手への憧れ
田澤廉選手の目標は、駒澤大学OBで、東京オリンピックに出場が内定している中村匠吾選手です。
そして、その中村匠吾選手と同じように大学卒業後はマラソンで活躍したいという思いもあり、同じ駒澤大学に進みたいと考えるようになったようですね。
同じ駒澤大学に進めば、なんらかのパイプができるでしょうし、実業団に入ったOBが大学で練習するということは珍しくはありません。
もしかしたら、入学前からそのような機会も期待していたのかも知れませんね。
しかも実際に一緒に練習する機会は実現していて、2020年の2月にアメリカのアルバカーキで中村匠吾選手とともに合宿をして一緒に練習をしています。
理由2:大八木監督の存在
中村匠吾選手は富士通には所属していますが、現在も駒澤大学陸上部監督の大八木弘明監督の指導を受けています。
自分の憧れの選手が、指導を受けている監督に指導を受けたいと考えるのは自然な流れです。
どうやら中学生の頃から、駒澤大学へ進学するということを意識していたようで、大八木監督のサインをもらいに行ったことがあるようです。
田澤廉(駒大)選手の出身中学・高校と駅伝の成績
田澤廉選手の出身中学は、青森県八戸市の八戸市立是川中学校です。
すでに中学で頭角を現していて、全日本中学陸上に出場しています。
▼田澤廉選手が走った3,000m決勝の記録動画が残っています。
そして、高校ですが、出身高校は青森県青森市にある青森山田高校です。
青森山田高校といえば陸上に詳しくない人でも聞いたことがあるくらい他のスポーツも全国レベルの部活が多い全国的に有名な高校です。
高校では1年生のときから全国レベルの駅伝に出場しています。
1年生 | 全国高校駅伝 | 1区 | 27位 |
1年生 | 都道府県駅伝 | 1区 | 17位 |
2年生 | 全国高校駅伝 | 1区 | 4位 |
3年生 | 全国高校駅伝 | 1区 | 15位 |
3年生 | 都道府県駅伝 | 5区 | 6位 |
記録はそれほど目立ったものではなかったようやね。
いやいや、駅伝ではそれほどでもないですが、3000mとか5000mでも国体に出てて、3000mで歴代3位の記録とか残してるんやで!
田澤廉選手が高校3年生の時に出場したインターハイ5000m決勝の動画です。ちなみに、このとき一つ下の2年生だった、後に駒澤大学の後輩になる鈴木芽吹選手も一緒に走っています。
田澤廉(駒大)選手の大学での成績
憧れだった駒澤大学にも無事進学ができて、もちろん陸上をしていてすごい成績を残しています。
2019年5月 | 関東インカレ | 10,000m | 7位(日本人2位) |
2019年9月 | 日体大長距離競技会 | 5,000m | 4位(日本人トップ) |
2019年10月 | 出雲駅伝 | 3区 | 区間2位 |
2019年11月 | 全日本大学駅伝 | 7区 | 区間賞 |
2020年9月 | 日本学生対校選手権 | 10,000m | 4位(日本人トップ) |
2020年11月 | 全日本大学駅伝 | 8区 | 優勝 |
2020年11月の全日本大学駅伝、アンカーだった田澤廉選手にテレビで釘付けになったのではないでしょうか?
先頭を走っていた青山学院から41秒差でタスキを受け取ってから、東海大の選手とともに猛追撃。
10kmを過ぎたあたりで青山学院大学を抜き去り、併走していた東海大の選手も最終スパートをかけ優勝しました。
素晴らしい走りでしたね。
田澤廉(駒大)選手の弟も陸上部
田沢廉選手には2つ下の田澤駿(しゅん)という弟さんがいます。
しかも同じ青森山田の陸上部に所属していて、陸上をしています。
青森県高校新人陸上競技対校選手権で3000m障害予選で6位入賞するなどしていて、お兄さんと同じく全国的に名前が知られるほどです。
もしかしたらお兄さんを追って駒澤大学に進学するかもね
そういえばマラソンの設楽選手の双子やったなぁ
田澤廉(駒大)選手のシューズ
田澤廉選手が履いているシューズは、いまマラソンや駅伝を席巻している話題のNIKEのヴェイパーフライネクスト%です。
全日本大学駅伝では後継モデルのアルファフライネクスト%を履いている選手もいるのですが、まだヴェイパーフライネクスト%の方が多い印象で、田澤廉選手もヴェイパーフライの方を履いています。
アルファフライの方がソールも厚く反発力もあるのですがクセが強いようで、ヴェイパーフライを続けて履いている可能性があります。
箱根駅伝2020では、このシューズで区間賞をとるような走りをしてほしいものですね。
田澤廉(駒大)選手のWiki的プロフィール
名前 | 田澤廉 |
フリガナ | タザワレン |
生年月日 | 2000年11月11日 |
出身地 | 青森県八戸市 |
身長 | 180cm |
体重 | 62kg |
けっこう身長高いんやねぇ
そのうえ、筋肉のバランスがいいらしくて、これからが期待できますね!
【最後に】
「田澤廉はなぜ駒沢大に?その理由や高校駅伝での記録」についてご紹介してきました。
いかがでしたか?
全日本大学駅伝、アンカーでの追い上げが記憶に新しいですが、箱根駅伝2021でも活躍してくれそうで、いまから楽しみな選手ですね。