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マラソン大会のゴミ問題!新たな取り組みが始まっているのでご紹介

陸上

マラソン最中のゴミ
この記事に書いてあること

この記事は、マラソン大会のゴミ問題!新たな取り組みが始まっているのでご紹介というテーマで、マラソン大会のゴミ問題とは? 2019年ロンドンマラソンで食べられるカプセル飲料配布、湘南国際マラソンでのマイボトル携帯のルール化について記載しています。

ともだち

マラソン大会に出場すると、紙コップとか、いっぱいゴミが出るだろうなぁって思うんだよね

ランビア

たしかに、ボクはトライアスロンばかりだけど、同じように紙コップの掃除大変やろなぁって思うわー。

マラソン大会の給水ポイントでは、たくさんの使い捨てカップやペットボトルのごみが廃棄されています。

近年、そういったマラソン大会で出るゴミの問題がクローズアップされており、大会の主催者側もゴミの問題に取り組み始めています。

そこで、マラソン大会のゴミ問題とはどのようなものなのか。

また、マラソン大会のゴミ問題に取り組んでいる、ロンドンマラソンと湘南国際マラソンの事例について、ご紹介していきたいと思います!

マラソン大会のゴミ問題とは?

マイボトルで走りましょう 第16回湘南国際マラソン (shonan-kokusai.jp)

マラソンのコース途中の給水ポイントに散らばる、使い捨てカップのごみを見たことはありますか?

マイボトルで走りましょう 第16回湘南国際マラソン (shonan-kokusai.jp)

マラソン大会では、給水ポイントで選手が使い捨てカップやペットボトルの水を素早く飲み、その場で捨てていきます。

そのカップやペットボトルのゴミは道路に散乱しています。

給水ポイントは5㎞ごとに設置されているため、選手一人一人が5㎞ごとにペットボトルや紙コップ一つを使い捨てると考えると、膨大なゴミの量になりますね。

これらのゴミは大会後に回収されているものの、中には風で飛ばされてしまうものもあるかもしれません。

また回収されたゴミも、処理するのが大変な量です。

近年、世界的に地球温暖化対策や海洋ゴミの問題に意識が高まっていることもあり、マラソン大会のゴミ問題に対しても、さまざまな対策がとられてきています。

では、どのような対策がとられているのか、見てみましょう!

2019年ロンドンマラソンで食べられるカプセル飲料配布

ペットボトルの代わりに食べられる液状カプセル飲料がロンドン・マラソンのランナーに配布される試み(イギリス) : カラパイア (karapaia.com)

ロンドンマラソンは毎年世界中から4万人近いランナーが集まる大会です。

そのため給水後に大量のペットボトルが道端に放棄されることが、問題となっていました。

そこで、2019年のロンドン・マラソン大会では、ランナーたちに配られるペットボトルの代わりに、海藻の容器に入れられた液状の水が配られました。

ロンドンのNotplaという会社が開発した「Ooho!」というカプセル状の容器で、なんと食べることができるのです!!

Skipping Rocks Lab Ooho! Crowdcube pitch – YouTube

プニプニとした手触りの透明な液体カプセル「Ooho!」は、生分解性の海藻で作られています。

透明カプセルに使われているのは、色やにおいを取り除いた、濃いゼリー状になった海藻のみなのだそうです。

袋を噛むと、簡単に敗れて中の水が出てくる仕組みになっています。

このカプセルは食べることができるため、ごみを大幅に削減することができます!

さらにもし捨てても、プラスチックであれば分解は通常450~1000年かかりますが、このカプセルは4~6週間で生分解されるので、環境にやさしいものとなっています。

ロンドンマラソンでは、ペットボトルとは別にこのカプセルを3万個配給したそうです。

そうすることで、ペットボトルを20万本削減することができたとのこと!

このカプセルには、水だけでなくケチャップやマヨネーズを入れることもできるため、プラスチックに代わる環境に優しい容器の素材として、期待されています。

湘南国際マラソンでのマイボトル携帯のルール化

マイボトルで走りましょう 第16回湘南国際マラソン (shonan-kokusai.jp)

2022年に開催予定の湘南国際マラソンでは、マラソン大会のゴミ問題について取り組みを行っています。

子供たちのために、地域のために、地球環境のために湘南国際マラソンはゴミを出さない大会をめざします。

給水所に使い捨てカップを置きません、選手のみなさんはご自身でマイボトル(*1)、マイカップ(*2)を用意してスタートしてください。

2022年湘南国際は、われわれの将来を考えた世界初のマイボトル・マラソンです。

マイボトルで走りましょう 第16回湘南国際マラソン (shonan-kokusai.jp)

給水ポイントには水の入ったカップを置かず、選手はマイボトルに水かスポーツドリンクを入れ携帯してスタートします。

さらに、選手はマイカップも持参して走ります。

コース上には500か所以上の給水ポイントを設け、そこには水とスポーツドリンクの入ったジャグ(給水器)があるため、選手は自分でマイボトルに補充したり、マイカップを使ってその場で飲むこともできるのです。

これは、マラソン大会としては世界初の新しい試みだとのこと

これまで湘南国際マラソンは、毎年2万5000人のランナーが参加しており、13か所の給水ポイントを設けて、水とスポーツドリンクを合わせて3万1500本のペットボトルと、50万個の使い捨てカップを用意していたそうです。

今回の試みでそれらのゴミが削減されるのは、画期的なことですね!

近い将来、世界中のマラソンランナーがマイボトルを持って走る日が来るかもしれません!

新しい取り組みのもとで開催される、2022年2月20日に行われる湘南国際マラソン、楽しみですね!

【最後に】

以上、マラソン大会のゴミ問題!新たな取り組みが始まっているのでご紹介、でした。

いかがでしたか?

マラソン界が、ゴミ問題に対してさまざまな対策を考えていることがわかりました。

一人一人が意識を高めることで、これからもマラソン大会を楽しんでいくことができると良いですね!

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