【前田穂南】シューズを特定!厚底を履かない理由
日本のマラソン界、特に男子ではほとんどの選手がナイキの厚底シューズを履き、女子もその流れに乗る選手が増えてきている中で、MGCで優勝しオリンピック出場の内定を勝ち取った前田穂南選手がアシックスの薄底シューズを着用しています。アシックスとサポート契約をしましたが、今後も薄底を着用していくのかを検証した記事です。
いまマラソンや駅伝を見ると、男子はみんなナイキの厚底やんなー
そうやでぇ、他のメーカーも追随して開発してるから、これからどうなるかわからんけどな。
そんな中で、薄底シューズで優勝して、オリンピックの出場を決めちゃった前田穂南選手、興味あるなぁ。
男子に続き、女子の陸上の長距離種目でもナイキの厚底シューズの着用率が増えてきています。東京オリンピックに内定している女子選手3人のうち、前田穂南選手以外はナイキの厚底ですからね。
【東京オリンピック・女子マラソン代表内定選手】
- 前田 穂南(天満屋) → アシックス ソーティマジックLT
- 鈴木 亜由子(日本郵政グループ) → ナイキ ヴェイパーフライ
- 一山 麻緒(ワコール) → ナイキ アルファフライ
その前田穂南選手ですが、アシックスとパートナー契約を結んでいます。
今後もアシックスを履くことになりそうですが、そのアシックスも満を持して発売した厚底シューズ「メタレーサー」があります。
前田穂南選手は、今後厚底を履くことになるのでしょうか?
前田穂南選手は、おそらく厚底シューズは履かない
前田穂南選手のランニングフォームから、厚底シューズとの相性を見ていきましょう!
ナイキの厚底を履いて速くなったというのは短絡的ですよね。ヴェイパーフライをはじめとするナイキの厚底シューズはたしかに革命的なランニングシューズですが、履いただけで速く走れる“魔法のシューズ”ではありません。重要なのはこのシューズが、速く走るためのフォームを物理学的、解剖学的に徹底解析して、その走り方を再現しやすいように作られている点です。
リアルスポーツ 細野史晃解説
厚底シューズというのは履いただけで速くなるものではなく、そもそも物理学的、解剖学的に速く走るためのフォームを再現しやすいように作られているもので、合わないフォームやロケーションで使うと逆に使いづらいものになるようです。
箱根駅伝でも登りの5区でナイキのアルファフライを履いた選手が、軒並み失速してましたよね
動画で前田穂南選手のフォームを見てみると、左右にブレがあるフォームで、着地は体の前方で踵からつく典型的なヒールストライクですので、前方向へ向かうような反発をもらうことができないでしょう。
そして、166cmで46kgという前田穂南選手の体型から察するに、地面からの衝撃もそれほど大きくないので、厚底によるクッション性の高さというメリットもそれほど必要ではないのかもしれません。
それならば、現在記録の出ている今までのタイプのシューズがいいということになりますよね。
前田穂南選手の今までの着用シューズを見てみる
これまで、前田穂南選手が着用していたシューズを見ていきましょう!
2018年大阪国際女子マラソンで前田穂南選手が履いていたシューズはアシックス
2019年の山陽女子ロードレース大会ハーフマラソンでで前田穂南選手が履いていたシューズはアシックス
青梅マラソン2020で前田穂南選手が履いていたシューズはアシックス
どのレースでもアシックスの薄底のシューズを使用しています。
モデルまでは完全に判別するのは難しいのですが、オリンピック出場を決めたMGCの時に着用していたシューズのソールを見てみると前足部分が白いラインで分かれています。
おそらく、どのレースでも同じで、▼アシックスのソーティマジックLTではないかと思います。
実はこのシューズは、駅伝や10kmなどでのレースを想定したものであり、フルマラソン用ではないようです。
そのシューズを履いて優勝してオリピックっていうのがなんだか面白いものですね。
駅伝などのスピードレースに対応する機能をもちながら、可能な限り軽量化を追求したレーシングシューズです。 「地面を噛んで走る」特徴的な着地感と優れたグリップ力を誇るDUOSOLE を搭載し、軽さを求めたSOLYTE ミッドソールを装備しています。 中足部には走行時の安定感を高めるトラスティックを搭載。軽量化を追求するスピードランナーにおすすめです。レディスタイプです。
アシックスより
前田穂南選手のWiki的プロフィール
名前 | 前田穂南 |
フリガナ | マエダホナミ |
生年月日 | 1996年7月17日 |
出身地 | 兵庫県尼崎市 |
身長 | 166cm |
体重 | 46kg |
前田穂南選手は、天満屋の所属ですがアシックスとアドバイザリー契約を結んでいます。
アシックスは、日本人向けの良いシューズをたくさん販売しているメーカーです。
ナイキに負けないようなシューズをバンバン出して欲しいなぁ
▼前田穂南選手の腹筋のお話はこちら
【最後に】
以上「【前田穂南】シューズは厚底を履かないだろう理由」について書きました。
いかがでしたか?
東京マラソンでは、どのシューズを履くのでしょうかね。
楽しみです。